競馬予想の名馬達《ステイゴールド》

競馬予想の名馬達《ステイゴールド》

競馬予想の際に、勝てる見込みが無くても馬券を買って応援してしまう馬がいます。ステイゴールドはそうやってファンに応援され続けた馬でした。

同馬は生年月日が1994年3月24日、社台グループの白老ファームが生産牧場で、馬主は同グループの社台レースホースですが、通算成績50戦7勝、主な勝ち鞍は香港ヴァーズと、数々の名馬と比べて明らかに見劣りする成績しか残せませんでした。

しかし、2着12回、3着8回と馬券に絡む事が多く、特に重賞戦線で度々波乱を巻き起こす存在であった為に、ファンからシルバーコレクターという異名を付けられます。そうして勝ちきれず惜敗を続けていると、軸馬としての安定性が光る上、次こそはと懸命にひた走る姿に、いつしかファンは馬券を購入し大きな声援を送るようになりました。

そして6歳(旧齢7歳)となった2000年の春の目黒記念で、それまで大半のレースで騎乗していた熊沢重文に代わり日本一のトップジョッキー武豊が手綱を取り、2年8ヶ月ぶりの勝利を手にしました。その日は土曜日で、しかも雨天だったにも関わらず、G1競走に匹敵する歓声と拍手が同馬に送られると、調教師の池江泰郎は感動して涙を流しました。

その後、海外遠征などを行いますがG1制覇には届きませんでしたが、引退レースとなった50戦目の香港ヴァーズで念願のGIタイトルを獲得し、史上稀に見る感動を与えてくれました。こうした出来事やG1の出走回数および連続重賞出走回数などが評価され、JRA特別賞を受賞しました。

引退後、種牡馬となった同馬は、三冠馬のオルフェーブルなど多くの名馬を輩出し、特に母父がメジロマックイーンである産駒が良績を残すなどの特徴がありましたが、2015年に大動脈破裂により、ファンに愛された生涯を閉じました。